2024年度小中学生のためのURC国際ロボット競技会に出場した、KOSHINキッズの中学生チーム”福井大輝君・粟原悠士君”の2人が、日本予選を2位で通過し、世界大会でなんと3位のタイトルを獲得しました!! また小学生の部では、初エントリーとなる宮部樹君も、日本予選第4位と大健闘しました。
日本予選はオンライン上で行われ、その締切は8月16日。中学生ですし、学校での成績も良いこの二人にとっては、中間テストや期末テストのテスト勉強期間は、大会に参加するための時間を作ることは難しく、6月下旬から7月下旬までは週に1日、夏休み期間は塾での夏期講習などにも参加しながらの取組みですから、基本的には夏休み中もプログラムに関われるのは、土曜日の数時間と日曜日しかありません。二人は時間のやりくりをしながら、力を合わせて取り組んできました。
日本予選で上位に入るためには、高得点が要求されます。今回の大会は、180秒の時間制限の中で、決められたスペースにセットしたブロックを、コースの指定のエリア内に、如何にたくさんのブロックを置くことが出来るかを競うものでした。ブロックの形や個数は決まっています。様々な形をしたブロックを底面積4ブロック×高さ3ブロック以内、または底面積6ブロック×高さ3ブロック以内に、どのような組み合わせでブロックパーツを組むのか?(ブロックパーツ同士は連結させることは出来ません。軽く指が触れただけで崩れます。)
ブロックを積み上げる黄色の得点エリアの周りには黒の枠が示されており、積み上げたブロックは黄色のエリアから、わずか0.5mmでもはみ出したら得点にはなりません。黄色のエリアは縦約4ブロック分×横約7ブロック分の面積しかなく、高さは自由にどれだけでも積み上げることは出来ます。ブロックを置ける面積が決まっている以上、得点を稼ぐためには高く積み上げることができるロボットの制作が必要でした。
ロボットの形は最初は世界大会へ持ち込んだ形とは全く別の構造をしていました。最初のロボットはわずか半日で作り上げ、プログラミングに取り掛かりましたが、理論上は上手くブロックを積み上げていけるはずでしたが、このロボットはロボット本体が壊れやすいという弱点がありました。しばらくはロボットの形状を壊れにくく補強することに注力していましたが、締切が迫る中、最終的に作り上げられたロボットは最初のそれとはまったく別の形状をしていました。
プログラミングに入ってからも、二人は色んな制約に悩みます。ロボットを最高速度で移動させると、ロボットがブロックを持ち上げて回転をするときに、遠心力により端のブロックが飛んでいってしまったり、ブロックが飛んでいかないように速度を遅くすると、180秒内に収めることができなかったり、ブロックを持ち上げるアーム部分を大きくすると、ブロックを持ち上げた時にその重さにモーターが耐えられなかったり、ロボットを動かす基盤にはプログラミングの総データ量決められており、プログラムが長すぎるとその既定のデータ量を超えてしまいデータそのものを基盤に転送することができなかったり…。
プログラムの内容は、日々変わっていきました。二人は満足することなく、少しでも良い作品に仕上げようと本当に、ほんと~に、精一杯の努力を注ぎました。
こちらは世界大会前日の夜に完成したその作品です。ご覧ください。
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「自分で 考えたり、工夫する力」を思い出そう!
なかなかうまく いかないかも しれないけれど・・・
やってもやっても 失敗するかも しれないけれど・・・
試行錯誤した分だけ、確実に成功へと進んでいるんだ!
だから、安心して失敗していいんだよ。
自分で確実にできる!と決めたことを、
どうしてもあきらめられない何かを あきらめないこと。
コツコツとたんたんと 考え続けること。
実はそれが、人生が必ず成功する秘訣なんだ!
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