あいさつにうるさい 向伸学館
先生:「はい、勉強を始めます。お願いします。」
生徒:『お願いします。』
塾に来てまずすることはあいさつです。
荷物は下に置き、手には何も持たずに足の横にぴったりつけ先生のほうをまっすぐ見る。
これが全員できていないと先生はあいさつをしようとはしません。そして礼をして顔を上げた時にも先生のほうをまっすぐ見る。顔を上げる前に次の行動に移っていたり、礼がきちんとできずに曲がっていたり、一人でもきちんとできていない生徒がいると連帯責任で全員あいさつのやり直しです。もちろん勉強が終わって帰る前にも、「終わります。ありがとうございました。」とあいさつをしてからしか帰らせてもらえません。
入塾して間もない生徒は、口だけであいさつしたり、首だけであいさつしたり、あいさつしながら他事をしていたりして、あいさつが1回で済まないことがよくあります。しかし、塾に慣れてあいさつが日課になってくると、こちらが何も言わなくてもきちんとあいさつの姿勢をとって先生を待つようになります。
では、なぜここまで厳しくするのか、それにはちゃんと理由があります。 勉強の始め、終わりのあいさつはON・OFFの切り替えの役割があります。やるべき時はきちんとやる、休む時はしっかり休む、その区別をきちんとしてほしいのです。あいさつのあと、「よし、やるぞ!」と勉強モードをONにすることで、やる気アップにつながり、それは、その日の学習の成果に大きく関わってきます。 また、あいさつをきちんとすることで、ものを教えてもらうという姿勢を持つということも大切だと思っています。
私たちは「あいさつ=けじめ」と考えています。
けじめというものは、生徒が今後出ていく社会の中でコミュニケーションを図ろうとする際、必ず必要となってくるでしょう。先輩・後輩という上下関係から、将来的には、上司・部下の関係、延いては取引先の会社と自社等、どこへいってもけじめがない人間、あいさつのできない人間は社会では生きていけません。
きちんとしたあいさつを習慣づけることは、いつから始めても早すぎることはありません。生徒の一番身近なところで言えば、高校受験の時におそらく経験するであろう「面接」の時、このあいさつは役立ちます。
今のうちから、きちんとした姿勢で始めと終わりに相手の目を見るということを意識してあいさつをする練習をしておけば、直前の面接練習や、入試当日に困ることはないでしょう。
やる気にさせる成功体験積立学習
向伸学館では、授業のように一気に大量に教え込みません。スモールステップで指導し、その後わかるまで問題演習させ、きちんと理解させてから進みます。勉強が苦手な子でも一歩一歩理解を深めることができます。
勉強が得意な子などんどん進め、進学塾より早く進むことができます。講師は褒め、認め、励ましながら生徒のやる気を維持していきます。一人でやっているとつまらなくなりがちな勉強に、感動を演出します。勉強が苦手な子でも、
わかる経験を多くさせる(成功体験を積み立てる)と、「できる!やれる!」と思えるようになってきます。そうなると「次もわかりたい」と思うようになるのです。成功体験をさらに積み上げていくと「わからないのがくやしい」という気持ちにまで成長します。
教え込んで暗記させるつまらない勉強ではなく、自分でやらせて、きちんと理解させ、自信を育てることは、実はやる気を育てる秘訣でもあるのです。